後醍醐天皇ゆかりの天然の城塞 『船上山』
久しぶりの更新です。
仕事や地震のゴタゴタで更新が滞ってしまい申し訳ありませんでした。
10月21日に16年ぶりとなる、震度6弱の地震が起きた鳥取県中部。
地震から1週間が経ちましたが、まだまだ避難している方も多いです。
余震もかなり少なくはなってきましたが、日に何度かは感じます。
私の職場は、震源から直線距離で数キロしか離れていないので、揺れは凄まじいものがありました。
さいわい、機材の故障など多少の被害はありましたが、けが人もなく、通常の業務に戻りつつあります。
古戦場 船上山
1332年に後醍醐天皇を守る名和軍と幕府軍が戦ったとされる場所です。
建武の新政に至る契機となった重要な舞台です。
切り立った屏風岩が見事な山で、これが天然の城壁となり、名和軍を勝利に導いたとか。
この屏風岩は上に登ることができ、そこからの景色が船上山で一番見所でしょうか。
この場所は千丈のぞきと呼ばれ屏風岩の端ぎりぎりまで近ずいて景色をたんのできます。
正直、恐怖が先行し腰が引けます。
ここへ来るには通常の登山ルートから分岐して少し下る必要があるのですが、その下りがなかなかに急斜面で、気を付けないと転げ落ちそのまま岩壁から飛び出してしまいそうです。
下の写真のように先まで行けるのですが、そこに渡るには左側にある幅30cmほどしかない絶壁横の道を進み回り込む必要があります。
(縦写真の左側に見える道)
一番簡単なルートの場合、1〜2時間ほどで登れる手頃な山ですが、歴史があり寺坊跡などを見て回ることもできます。
途中には二階建てトイレ付きの立派な避難小屋もあり、安心です。
地元では小学校などの遠足の定番だそうです。
● 撮影
2016年4月
● レンズ
AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
最後のみパノラマ合成
●場所
大山隠岐国立公園 船上山
琴浦船上山ICより10km
駐車場は近くの さくらの里前 や 登山口前 にあり。